
大阪府の飲食店でゴキブリ駆除・防除に伺いました。
大阪府の飲食店にてゴキブリ駆除・防除作業を行いました。
飲食店でのゴキブリ駆除において、天敵はゴミです。
ゴキブリが集まる箇所や通り道に薬剤施工を行っても、ゴキブリが好きな餌やふかふかベッドになるゴミは、居心地が良い格好の別荘に早変わりします。
今回は、厨房にゴミが溜まりやすい仕組みを簡単に説明したいと思います。
厨房の清掃時には見える場所は床面のブラッシング、作業台などの拭き掃除を行いますが、コールドテーブル下などの清掃は水を流すだけの場合が多い傾向があります。
水を什器下の壁に向けて流せば、手前に出てくると思っていませんか?
実はゴミを奥に押し込んでいるだけなのです。
コールドテーブルやシンクの脚にナイロン・容器などのゴミが絡みつき手前に出てこなくなります。
ゴミがゴミを呼び、雪だるまのように溜まっていきます。


右上の写真のように配管や脚にゴミが溜まり続けますので、定期的にゴミがないか床に脚をついて目視確認が必要です。
もう一つのゴミが溜まる原因は床下転がし配管です。
水を勢いよく壁に向かって流すと、転がし配管を通り越してしまい、手前には出てこなくなります。
ガス配管、温水配管、コールドテーブルの蛇腹でもゴミがせき止められ、手前には出てきません。


左上の写真の奥が転がし配管です。
白い棒の奥に右上の写真のように大量のゴミが溜まっていました。

上の写真はゴキブリ用の調査トラップですが、ゴキブリではなくコバエが捕虫されています。
ちなみにこの調査トラップは弊社が製造メーカーと共同開発したものです。
ゴミが多い場所の近くは必ずコバエが大量発生します。
また、強い異臭を放つ場合があります。
ゴキブリ駆除・防除には、店内をいつも清潔にしていただくことがとても重要です。
弊社はゴキブリ駆除・防除をおこなう中、このように「ゴミが多い店舗」「水が漏れている箇所」「壁が崩れている箇所」など、衛生面から見て改善した方が良いと判断した内容があれば、写真報告書を作成して店舗責任者様に提出し、改善に取り組んでいただくようにしています。
ゴキブリ駆除・防除を行う上で、”店舗様の意識”がいちばん大事となってきます。
それがなければ作業をいくら頑張ったとしても、ゴキブリの完全駆除までに時間がかかることがあります。
このブログをご覧頂いた方は、ご自身が働かれている厨房の奥を膝をついてご覧になってみてください。
大事にしているゴミの宝が見られるかもしれませんよ。