大阪の焼肉屋でゴキブリが繁殖していました。
大阪のとある焼き肉のお店。
ここではゴキブリ駆除業者を入れているが、ゴキブリの繁殖が一向に収まらないとのことで、オーナー様から一度現地調査に来てくれと依頼された。その現地調査から3ヶ月が経過した頃
『作業してくれ』
と頼まれた。本来見積書の有効期限は1ヶ月なのだが、お客様から早急にどうしてもお願いしたいと言われ、現地調査のやり直しをせずに作業を行うことになった。
3ヶ月ぶりに行く某焼肉屋。
入口の扉を開けた瞬間、ゴキブリのフェロモン臭が漂った。
『やっぱりな』
そう私は思った。
チャバネゴキブリは、一般に街で見かけるゴキブリと比べ、とてつもない勢いで増えていくことを私は知っているからだ。
扉の付け根部分にチャバネゴキブリの生息を視認。
ここまで広がる店舗は珍しい。
私は『見積もりやり直すべきやったなぁ…』と思いつつも、困っているオーナーの顔を思うとやる気が湧いてきた。
いつも通り順番に作業を行っていく。
まずはコールドテーブルや大型冷蔵庫などの下に落ち込んでいるゴミの掻き出し。(これが一番重要)
大量のゴミが厨房機器の下から出てきた。
そこには『点描?』と思えるほどおびただしい数のゴキブリ。
至る所でコソコソと動き回っていた。
※弊社ではゴミをそのまま放置して帰ります。
どこにゴミが落ち込み、そのゴミがどれだけゴキブリの繁殖しやすい環境を作っているかを知っていただくためです。環境を改善することが、ゴキブリの繁殖を防ぐことにつながります。
ゴミの掻き出しは、ゴキブリを完全駆除するための一歩だ。
すべての厨房機器の下からゴミの掻き出しを終え、ここからようやく薬剤の施工に移る。
当然のことだが、いくら環境を改善しようが、薬剤施工をテキトーにやっては完全駆除はできない。
駆除効果がある薬剤であれば、どのようなものでも完全駆除が可能である。
コロニー全てに薬剤をつければよいからだ。(駆除しきれなかった前回よりも「薬剤を濃くした」とか「量を増やした」と言う業者は、個人的には言い訳をしているようにしか聞こえない。)
私はすべての厨房機器モーターや背面、配管の隙間や、壁の割れ目、コロニーになり得る箇所や既になっている箇所、とにかく薬剤をつけ続ける。
時計に目をやると4時間が経過していた。
最後の仕上げに調査用のトラップの設置。当然だが、来店するお客様には見えないよう設置していく。
再度時計を見ると12時を過ぎていた。7時半から作業をしていたので、4時間半くらいで初回作業が終了。
一週間後オーナー様からの電話があった。
『ゴキブリがいっぱい出てくる』
私はあらかじめ
『ここまで繁殖すると薬剤に反応して1,2週間は弱ったゴキブリが出てきますよ』
とお伝えしていた。
オーナーに再度その旨をお伝えすると
『ちゃんとほんまにやったんか??』
と疑問の声。
少しイラッとしてしまったが『もう少しすれば必ず結果を感じますよ』と強く申し上げた。
三週間後、オーナー様から再度電話があった。
『ほんまに1匹もおらんようになったわ、ありがとう』
私はこの言葉が聞きたくてこの仕事をしている。
『いえいえ、お力になれてなによりです。』
スカした返事をし、電話越しにガッツポーズをした。
今回もとても良い仕事をしたと実感した。
これからも大阪のゴキブリ駆除といえばクリーンライフと言われるように努力していきますので、何卒よろしくお願いいたします。